金平会員ブログ:地域での活動を考える②~プロボノ活動のススメ~

 私は、キャリアネットワーク北陸設立時からの会員で、石川県在住(石川県民)です。旧・電電公社(現NTT)のネットワーク技術者として、電話交換機の技術革新や、インターネットの立ち上げに携わってきました。40代後半までに転勤は実に20回。しかし、だからこそ社内で様々な経験や知見を養うことができました。

会社の規程上55歳で役職定年となることは決まっていましたが、自分の人生を会社に決められたくはないと奮い立ち、47歳で石川県産業創出支援機構(ISICO)のITアドバイザーとして出向したのち、NTTを50歳で退職して独立しました。ISICOの10年で築いた石川県のIT関連企業とのネットワークや、中央・地方行政機関との繋がりは、現在も自分の財産になっています。

 60歳になってからは、親の故郷でもある白山麓(旧・鳥越村)に移住して、少しばかりの畑を耕して「自産自消」しながら、集落の活性化を目指して燻炭づくりや杉の葉エッセンシャルオイルづくりにもチャレンジしています。
その一方、県内市町のDX(デジタルトランスフォーメーション)アドバイザーやCIO(チーフインフォメーションオフィサー)補佐官、大学の産学連携コーディネーター、IT業界団体の北陸支部の相談役など、いろんな名刺を持って活動を続けています。



 来年70歳を迎える自分のテーマは、「プロボノ活動」の推進です。
「プロボノ」とは、自分のスキルや専門知識を活かして取り組む、地域社会への貢献活動です。
人生100年時代、リタイヤしてからの働き方の一つとして、この「プロボノ活動」をお勧めします。
例えば、
● YouTubeで、動画を発信したいが方法がわからない。
● 起業したいが、アドバイスが欲しい。
● 販路開拓のネットワークを広げたい。
● ホームページを作りたいが方法がわからない。
というような要求に、経験と人脈を活かして協力する活動です。
定年退職によってガラリと変化した環境によって、喪失感と虚無感に陥るのではなく、自分の専門スキルを活かしながら楽しく活動することは、大きなやりがいを感じることにつながることと思います。

 利益追求型の業務ではなく(少額は頂きますが)、熱意と信念で世の中のために活動するという価値観に共感される方は、是非とも一緒に活動しませんか。
昨年10月に自分が理事長を務めるNPOの仲間たちとともに、ビジネス交流会「Bizcafe無門庵」(毎月定例開催)をスタートしました。この場が「プロボノ活動」のマッチングの場となるよう育てていきたいと思っています。
ご興味のある方はぜひ一度ご参加ください。


Bizcafe無門庵 Facebookページ
https://www.facebook.com/profile.php?id=100070231388500
Bizcafe無門庵 案内チラシ
https://www.facebook.com/photo/?fbid=237619065255805&set=pcb.237619078589137
 

金平 勲
特定非営利活動法人 北陸地域活性化推進協議会 理事長

関連記事