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『働かないおじさん問題のトリセツ』 シリーズ書評
柳原正年 富山社会人大楽塾 リポートシリーズ その①
キャリアネットワーク北陸会員の皆様お元気ですか。
皆様にはコロナ禍の中、デジタル革命による急速な社会変化に対応する「キャリアシフト」に取り組んでおられることと存じます。
今回はそんな前向きの皆様へ、センセーショナルなタイトルの書籍『働かないおじさん問題のトリセツ』(難波 猛著 (株)アスコム 1500円)についてご紹介します。
このブログでは、その事例をどのように活用していくか問題提起したいと思います。
最初に著者の難波 猛さんのプロフィールをご紹介します。
1974年生まれ、マンパワーグループ(株)シニアコンサルタント、出版社、求人広告代理店を経て人事コンサルタント。人事施策コンサルティング・管理者トレーニング・キャリア研修のプロとして活躍中。
目次は、下記の通りです。
1章 「働かないおじさん問題」とは何か
2章 問題解決を遅らせている「三すくみ」
3章(人事向けトリセツ)
4章(上司向けトリセツ)
5章(本人の変化)
6章(同僚向けトリセツ)
7章 人生100年時代、活き活きと働くキャリア戦略
今回のリポートは、1章と7章に絞ります。2章から6章までは、キャリアネットワーク北陸の開発した講座が活用できるためです。
ただし、東京における最新キャリア情報(2章から6章の具体例)を知りたい方には、書籍の購読をおすすめします。
理由は、キャリアネットワーク北陸の主な対象企業が「中小企業」のため、著者の指摘する大企業人事システムに馴染みがないためです。
しかし、日本のキャリアシステムは、「人生100年時代のライフシフト」に移行するために中小企業とて影響は免れません。
大企業の働き方革命は、中小企業にもダメージを与えます。この大変化に気が付かない「経営者や従業員」は、「ゆでがえる」状態の中で存続の危機に陥ります。
だからこそキャリアネットワーク北陸の会員は、日本(東京)の最新のキャリア情報を勉強しておく必要があります。
次回は、1章の「働かないおじさん問題とは何か」をお送りします。
柳原 正年
キャリアネットワーク北陸 参与
富山社会人大楽塾 代表