柳原会員ブログ「新春事始め②」 第2回:人生100年時代の「幸せ」を求めて ~「元気シニア応援ネット」とウェルビーイング(真の幸せづくり)~

 富山社会人大楽塾は、富山県元気推進会議・県民活動支援事業の一つとして採択され、2000年4月発足しました。シニア(40歳から始める)の「夢たまご」(今でいうウェルビーイング的幸せ感)啓発支援団体として、IT技術(パソコン活用の通信学習)を全面的に取り入れたネットワークを構築してきました。今年富山県が政策として取り組んでいる、「県民のためのウェルビーイング(真の幸福づくり)」のさきがけ的活動でした。

あれから23年、時代は第四次産業革命(デジタル革命)に突入、想定を超えた技術革新であらゆるものをデジタル化する、DX(デジタル社会生活変革)時代となりました。そんな中、超高齢社会をネットワークで支援する「元気シニア応援ネット(以下「シニアネット」)」は、今年スタートしている富山県のウェルビーイング推進運動の「個別実践道場」として協力していきたいと思います。

今回は、富山社会人大楽塾「シニアネット」の長年にわたる実践活動からわかった、「元気シニア応援活動」のあるべき姿を探ってみたいと思います。

老後の本音、幸せを探る
 老後の幸せは、人によって異なるため一概には言えませんが、一般的には以下のようなことが重要とされています。               
1. 健康な体と心を維持すること
2. 充実した社会生活を送ること
3. 意義ある趣味や活動を持つこと
4. 経済的な余裕を持つこと
5. 家族や友人との良好な関係を維持すること

以上のような要素が揃うことで、老後を幸せに過ごすことができるとされています。ただし、人によって幸せの定義や優先順位は異なるため、自分にとって何が幸せかを考え、そのために自分なりの準備をすることが大切です。

シニアの共感と幸せとは
 シニアの共感と幸せには密接な関係があります。共感とは、他人の気持ちや状況に対して共感することで、相手を理解し、支援することができる能力のことです。シニアが共感を持てることで、孤独や不安などの精神的な問題を解決することができ、幸福感を感じることができます。また、シニアにとって幸せに過ごすためには、以下のようなことが重要です。

1. 社会参加をすること: ボランティア活動や趣味など、社会的な活動に参加することで、社会とのつながりを持ち、意義ある生活を送ることができます。
2. 健康的な生活を送ること: 適度な運動やバランスのとれた食事、十分な睡眠など、健康的な生活習慣を身につけることで、健康を維持し、ストレスや病気から身を守ることができます。
3. 自分らしい生き方をすること: 自分が興味を持つことや、自分の価値観に合った生き方をすることで、充実感を得ることができます。
4. 社会的な支援を受けること: 家族や友人、地域の人々など、周囲からの支援を受けることで、安心感を得ることができます。

以上のように、シニアが共感を持ち、自分に合った生き方をすることで、幸せに過ごすことができます。そして、周囲の人々とのつながりを大切にし、支援しあいながら、豊かな人生を送ることができるでしょう。

シニアは「キャリアネットワーク北陸」にどう関わるか
シニアは、一般的には60歳以上の方を指します。シニアの方々が「キャリアネットワーク北陸(以下「キャリアネット」)」にどう関わるかについては、以下のような点が考えられます。

1.情報交換: シニアの方々も、自分たちの専門分野や業界について、豊富な知識や経験を持っています。そのため、「キャリアネット」を通じて、若手や中堅の方々にアドバイスをしたり、情報交換を行うことができます。
2. ネットワーク拡大: 「キャリアネット」を通じて、自分たちの業界や専門分野で活躍する人々とのつながりを持つことで、新たなビジネスチャンスを見つけたり、自分たちのキャリアアップにつなげることができます。
3. スキルアップ: シニアの方々も、自分たちのスキルを磨くことができます。例えば、「キャリアネット」を通じて、新しい技術やビジネスモデルについて学び、自分たちのスキルをアップデートすることができます。
4. コミュニケーション: 「キャリアネット」を通じ、自分たちの業界や専門分野で活躍する人々と交流することで、新たな出会いや刺激を得ることができます。また、同じ世代の方々との交流も、心の健康や幸福感につながります。

以上のように、シニアの方々も、「キャリアネット」を通じて、自分たちのキャリアアップやコミュニケーションの場を広げることができます。そのためには、自分たちが得意とする分野や興味を持つ分野に限定せず、様々な分野に関心を持ち、多様な人々とのつながりを持つことが大切です。

「シニアネット」(富山社会人大楽塾)とSNSによる共感とは
 「シニアネット」とSNSによる共感は、それぞれの特徴や利用目的によって異なります。
「シニアネット」は、60歳以上の方が集まって情報交換や交流をするためのネットワークサービスです。専門家のアドバイスや専門書籍などを通じて、自分たちの興味のある分野に関する情報を得ることができます。また、同じ世代の方々との交流を通じて、自分たちの生き方や人生観について考えるきっかけにもなります。「シニアネット」は、自分たちが共感できる人々とのつながりを深めるためのプラットフォームとして活用されています。
 一方、SNSは、広く一般の人々が利用するソーシャルメディアです。友達や知人との交流や、興味のある分野について情報を収集するために利用されます。SNSでは、自分たちと共感できる人々とのつながりを深めることができます。また、SNSには、さまざまなコミュニティやグループが存在し、自分たちが興味を持つ分野に特化したコミュニティに参加することで、より深い共感を得ることができます。
 両者の違いは、「シニアネット」がより専門的な情報交換や交流の場であるのに対し、SNSはより一般的な情報交換や交流の場であるという点にあります。また、SNSは若年層を中心に利用されているため、シニア層にはSNSを利用する人が少ないという側面もあります。
しかし、近年はシニア層においてもSNSの利用が増えており、SNSを通じて多くの方々が自分たちと共感できる人々とのつながりを深めることができるようになってきています。SNSを利用することで、より幅広い層の人々とつながりを持つことができ、自分たちが持つ知識や経験をより多くの人々と共有することができます。

以上、富山社会人大楽塾「元気シニア応援ネット」のメンバー意識調査結果からまとめてみました。「キャリアネット」会員の皆様の「人生100年時代のライフデザイン」を実現するための参考になれば幸いです。

最後に、
元気シニアの原点は「健康維持」です。「元気シニア応援ネット」が開催している、ヘルスボランティア「ニコニコ笑顔サークル・笑いのエクササイズ」富山市ボランティアセンターで毎月第四土曜日開催サークルをご案内します。(参加費無料)
笑いのエクササイズで、ウェルビーイングの花を咲かせる気力を養っていただければと思います。以下チラシをご覧ください。

笑顔ボランティア ニコニコ応援サークルのご案内
富山社会人大楽塾運営組織図

  富山社会人大楽塾 代表    柳原 正年
    (キャリアネット北陸参与)

*富山社会人大楽塾
 http://www.a–smile.info/

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