
尾山 敦子
皆様こんにちは。尾山敦子と申します。
私は、富山市で、コスモ生涯学習アカデミーを主宰しており、教育機関、医療機関、民間企業において、講師やカウンセリング活動をしております。また、日本話し方センター北陸支部長として、「話し方・生き方講座」を30年間にわたって開催。「私心なく出逢ういのちの幸せをゆるゆるサポート」を核にして、「幸せになる生き方をお伝えたい」と願いながら、与えられたキャリア人生の最終章の一日一日を、感謝しつつ活動しております。
岡野理事長とは、専門学校の講師をさせていただいておりました頃に初めてお会いし、学生さんへの深い愛が伝わる凛とされた教育姿勢がずっと心に残っておりました。その後キャリアネットワーク北陸を立ち上げられると伺い、その情熱と勇気に共感し、即入会させていただきました。以来、数々の精力的な活動ぶりに接し、前に進む勇気をいただいてきました。
キャリアネットワークでの助成金取り組み「健康生きがい講座」もウェルビーイング(心身の健康と幸福)がテーマであり、大変好評とのこと。ウェルビーイングにつきましては、私自身も日頃の活動を通してその必要性を強く実感しております。
この「ウェルビーイング」、皆様すでに耳に馴染まれたことと思いますが、実際に教育・研究に取り組む教育機関が増え、ウェルビーイングに関する学会活動も拡大し、新しい潮流になってきているとのことです。

発端は、日本社会が幸せを実感できなくなったことにあると言われ、国際調査によると、日本人の幸福度は先進国中最下位であり、自己肯定感も低く、働き甲斐が少ないなど、「失われた30年」の中で、さまざまな課題が浮き彫りになってきているのが現状ではないかと思われます。
ある青年をご紹介したいと思います。3年前職員研修で出会った彼は25歳。ふわふわと掴みどころがなく、まさに今どきの若者を絵に描いたようでした。高校卒業してから転職を繰り返し、今回、未経験だった福祉業界に飛び込んだのだとのこと。「きれいごとでは済まない福祉の現場で、果たして務まるのだろうか?」というのが第一印象でした。しかし、「入居者さんを見ていると、みんな僕のおばあちゃんのように思えるのです。」彼の口から飛び出したのは意外な言葉でした。その後も彼はマイペースながら頑張り抜き、昨秋結婚し、新婚旅行はインドネシアへ。この秋には新居も着工予定だそうです。
「二人でしっかりと働いて、経済基盤を固め、プライベートも充実させたい。また視野を広めたいので、海外旅行にも行きたい。」夢はどこまでも広がっていくようです。「人生一度キリ、学校出たての若い頃にもっとしっかり考えていたら良かったと思うけれど、今じゃないと見えなかったかもしれない。国家資格取得を目指し、ステップアップしていきたい。」と、未来を見つめる瞳はキラキラと幸せ色に染まっていました。
幼い頃、父親の壮絶なDVがあり、家族はバラバラに。彼はおばあちゃんに育てられたそうです。「みんなおばあちゃんのように思える。」彼の中にそれはすでに確信となっているようでした。自分では選べなかった幼い頃の環境であったかもしれない。けれども、こよなく愛してくれるおばあちゃんの懐に抱かれ、彼は今、しっかりと自分の意志で、新しい人生を歩み出しているのです。
「たった一人でもいい、自分のことを大切に思ってくれる人がいたら、人は生きていける。」そのことを実証してくれたのでした。

時間にはバックギアがありません。今ここを生きている私たち一人ひとりが、いかに自分自身のウェルビーイングを見出していくかが問われているのではないでしょうか。
そして、幸せには方程式がありません。誰もがその答えを自分の手の中に持っていると考えます。生き辛さを感じたら、握りしめているあなたの手の平をそっと広げてみてほしい。そこにあなたが気付いてくれるのを待っている幸せのつぼみがすでにあるはずです。
フ-ッと温かい息を吹きかけてみましょう。他の誰のものでもないあなたのウェルビーイングの華がポッと開くことでしょう。
「今日があなたの新しいバーズデイ!」一度きりの限りある人生を、あなたらしく輝いて生きてほしい。そんな願いを胸に、これからも「一期一会」の出会いを大切にして、私心なくゆるゆるサポートで、人生のゴールまで駆け抜けたいと思っております。

尾山 敦子