いつのまにか年を重ねて米寿。正真正銘の老人になった。高齢者の中でも、後期高齢者に格上げされてしまった。「老い」、それは死に近づいているということ、いろいろの能力が落ちてきているということ、それは確かなことである。それでも私は老人クラブには入らない。今まで生きてきたように、前向きに生きていきたい。
「Live a long life club」、３Lクラブにしたら入ってもいいと思う。
「どんな小さなものでも みつめていると 宇宙につながっている。」
（詩人 まど・みちお １００歳）
童謡の「ぞうさん」や「１年生になったら」の作詞者である。１０４歳まで詩をつくり続けられた。そして、その詩は日常の小さなものを見つめて、そこから新しいものを見つけていくものばかりだそうだ。どんなに年をとっても、その人なりの発見は必ずあるのだという。
まど先生の１００歳になって出された本のタイトルは、「どんな小さなものでも みつめていると 宇宙につながっている」である。月並みではあるが、やはり経験を生かして、新しいことに いくつになろうとも 取り組んでいきたい。
令和６年 新春
