昨年、当セミナーをご提案した際に、人事部長の言われたことが今も心に残ります。「企業というのは、働き盛りの社員には学ぶためのお金をかけるが、定年間近の社員にはなかなかできないのが現実。でも、当社を卒業していく社員たちにも学ぶ機会を提供することこそ、真に人を大切にしている企業だと思うので、実はこのような機会を考えていた」と。「これからは毎年、社員に機会を提供していきたい」と。
そして、今年も9月27日に当セミナーを開かれ、キャリアネットの役員が講師としてお手伝いしました。
第1部:社内の人事制度(アイザック人事部)
第2部:公的年金・雇用継続給付金の基礎知識とこれからの職業生活設計(キャリアネット役員)
第3部:人生キャリアとセカンドライフの拓き方(演習含む)(キャリアネット役員)
セミナー当日は、22人の方が参加されました。皆さん本当に熱心にお聞きくださり、演習にも積極的に取り組んでくださり、隣同士でのシェアも楽しまれているように感じました。
今回一番感心したのは、参加者アンケートの回答から読み取れる社員の方々の意識の高さです。大半の方が大いにためになったと回答されていますが、これは聞く側の意識に左右されます。また、たくさん書いてくださった感想やコメントからもそのように感じました。一端をご紹介します。
・定年、定年後のことについて、ここまで踏み込んで考えていなかった。
・定年時期に行う申請、手続きなどの流れについて知ることができた。
・頭で漠然と考えていたことが、現実に変わった。
・これからの人生をどうするかということを、今後しっかり考えていくきっかけを得た。
・老後が不安になった。今から真剣に準備が必要だと感じた。
・定年以降のセカンドライフ事例をもっと知りたい。
・定年後に一番大切なものは、「いい顔でいること」という言葉に感動した。
記録:岡野絹枝