去る11月26日に開催された白山商工会議所の会員大会にて、当キャリアネットワーク北陸理事長 岡野絹枝が「人生100年時代を豊かに生きる~セカンドライフの生き方・働き方~」と題して講演を行いましたので報告いたします。
会場の松任文化会館の大ホールには、会員企業の社長や役員のほか、会員企業において長年勤務されて永年勤続従業員表彰をうけられた方々など、約130名が聴講されました。
講演は下記の3つの構成で進みました。
1.知識編
(1) 人生キャリアとは
(2) 高齢社会の現状と今後
(3) 定年情報
2.ハウツー編
(1) セカンドライフの選択
(2) セカンドステージのデザインと行動
(3) 今ここで~人生キャリアと自分確認~
3.おわりに
・NPO法人キャリアネットワーク北陸の活動紹介
・生涯現役をめざして
1.知識編では、人生100年時代が抱える様々な課題や問題について、データ等を活用しながら説明がありました。特に団塊世代が75歳の後期高齢者になる2025年問題、団塊ジュニア世代が65歳の前期高齢者に突入する2040問題、さらに2050年には、一人の若者が一人の高齢者を支えなくてはならない世の中になることから、今後、高齢者の生涯現役化が必然となることが説かれました。
2.ハウツー編では、人生100年時代のセカンドステージをデザインするための方法のひとつとして、これまでの自分の人生キャリアで築いてきた「自分の価値観」を確認するためのお試しワークを行いました。これは、当NPO企画「定年前セミナー」の演習紹介のひとつで、シートに並べられた「平和」「信頼」「経験」「家庭」「やりがい」など、約60の言葉の中から、自分が大切にしたいと感じる言葉を選び、その中で特に大切にしている言葉3つの意味合いを考えるというワークです。
最後に、周囲の2~3人でグループになって、それぞれの選んだ言葉とその意味合いを発表し共有しました。皆さん、熱心にご自分の考えをお話しされ、また他者の考えを聴いておられて、時折、笑い声も上がりました。他者の考えと比べることで、自分が何を大切にしているのか、より明らかになったのではないでしょうか。
最後に、当キャリアネットワーク北陸の活動の紹介もさせていただきました。
多くの会員の皆様が集まる機会に、このような機会を与えてくださった白山商工会議所に感謝申し上げます。
担当:植村まゆみ