昨年12月6日に開始した当講座は、年末年始のコロナ感染拡大に対応するため、1回を延期に、2回はリモートを取り入れて、3月7日、最終講座にこぎつけました。
そして、これを「第1期」として、「第2期」開講も決まりました。第1期受講者は19人。修了条件が8割以上の出席となっているため、第1期の修了者は11人となりました。あとの8人の方は、第2期に、欠席した分のカリキュラムを受講したあとに修了される予定です。
講座終了後には、簡単な修了式を行いました。このように証書をもらえるのは、いくつになっても嬉しいものだという声あり、会場は笑顔に満ちていました。
この「基本コース」は、8つのカリキュラムで構成され、1コマ90分。4回は2コマ続きの講座で、1回目と6回目には2つのカリキュラムを1コマずつ組み込んであります。
今までに体験したり学んだりしたことのあるテーマも、視点を変え、会員仲間で学び合い、気楽に楽しく、実に学ぶことの多い講座でした。何しろ講師のほとんどが会員ですので、「教える」ことは「教わること」、「教わること」は「教えること」、まさしく当講座の特長でもあると思います。そして、講師の方々の造詣の深さに感心しながら、講師諸氏が会員であることは、当法人の誇りでもあると感じました。
以上が、当講座のまとめです。
次に、今回の講座概要を報告します。
☆最終回は、次のカリキュラムで行いました。
1コマ目:「Story Telling ~相手から共感と信頼を得る自己証明づくり~」
講師:松﨑 妙子 氏(人材開発コンサルティング ボン・クラージュ 代表)
2コマ目:「総括 ~新生涯現役への展望~」
講師:柳原 正年 氏(富山社会人大楽塾 代表)
1)「Story Telling ~相手から共感と信頼を得る自己証明づくり~」では、まずもって全員が「Story Telling」は初めて学ぶテーマでした。
松﨑講師も最近修得されたスキルであるとのことで、新鮮でもあり、受講者は身を乗り出し、ワクワクしながら学びました。
ストーリーテリングの概論から始まり、その「効果」と「有効なシーン」に大いに納得しました。ストーリー作成のパターンを教わり、それに沿ってマイストーリーづくりしたものをメンバーとシェアしながら、自分自身の振り返りもできました。また、「たとえ話」にメッセージを込めることにより、「人は、想像した姿に、必要なものを探し始める」ことも心に残りました。
2)「総括 ~新生涯現役への展望~」では、過去5回の講座を振り返りながら、私たちは何のために生きるか、何のために働くか、という究極のキャリア論を深く学ぶことができました。そして、働き方のパラダイムシフト、変化を楽しむライフベンチャーの時代に入っていること、その中で、それぞれが自分のミッション(使命)やビジョン(将来像)を考えてみる機会を与えてもらいました。
昭和おじさん社会システムが、コロナで押し流されようとしている今こそ、キャリアシフトに向けて自分に問いかけるチャンスであることを聴きながら、男性社会で苦労した経験のある私は、大変心強くも感じました。
コロナ禍はいまだに社会を不安にさせていますが、一方で、当法人も、コロナがあったからこそ少しはデジタル化が進んだのだと。コロナというピンチを、それぞれの立場でチャンスにするときであることを、柳原講師は、ご自分の経験などから、「新生涯現役」と名付け、変化をチャンスとして、変化を楽しむ生き方の提唱をされ、全員が共鳴しました。
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☆キャリネットの新しいキャッチフレーズ:
「人は、ひとりでは自分を学べない」
~これからも、共に学び、共に語らい、希望をもって行動していきましょう。~
最終回担当:岡野絹枝