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2019.12.07 キャリアネット学苑 第Ⅰ期講座(第3回)実施報告

     

    12月7日 キャリネット学苑第1期講座「ネクストステージのコミュニケーション技術」の第3回目の報告です。

    今回は時宜を得たテーマで「パワハラ・モラハラ防止対策」(アンガーマネジメント。叱り方)。講師の経田理事は一般社団法人日本アンガーマネジメント協会 ファシリテータでもあります。アンガー(怒り)とは無縁のような方です。

    「パワーハラスメント・モラルハラスメント」は、今日、日常的にマスコミに取り上げられ、国家的な取り組みになってきています。誰もが遭うかもしれない可能性をもっている「パワハラ・モラハラ」。今回は職場のパワハラを主としての講義です。

    まずパワハラの定義について、「同じ職場で働くものに対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適切な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与えるまたは職場環境を悪化させる行為」(厚生労働省)
    ここで注目すべきは「業務の適切な範囲を超えて」で、何でもかんでもパワハラという風潮がありますが、業務遂行上に適切と認められる範囲、理由があればパワハラにはならないということです。

    講義の始めは「パワハラが生まれる原因と6つの型」そして「怒りの感情が業務に及ぼす影響」について。
    参加者一人ひとりが、最近イライラしたこと・落ち込んだことを思い出し、書き出しました。出来事、感情、意味づけを書いてみることで、怒りの感情の前にある第一次感情の存在があることを学びました。

    次は、アンガーマネジメント入門講座で「怒りをマネジメントする」
    パワハラ・モラハラはすでに学問になっています。アンガー(怒り)マネジメント(後悔しないこと)とは、怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らないようになること…なるほどです。

    怒ることのデメリット、メリット。アンガーマネジメントの3つの暗号。怒りとは。問題となる4つの怒り、パワハラ防止のためには・・・etc。
    最後に、私たちを怒らせるものの正体とは、理想と現実とのギャップ。
    講師の経田理事のお話が上手く、楽しくおもしろく受講しました。

    【アンケートから参加者の声(抜粋)】
    ・今、まさしく上司からパワハラであろう行動をされているので、とても参考になりました。
    ・怒りについて考えたことがなかったので、とても勉強になった。
    ・「怒り」が二次感情だということがわかり、その前に第一次感情があることを知り、参考になりました。
    ・アンガーマネジメントとは、怒りの感情で、後悔しないこと、上手につき合うこと
    ・私自身の日常と経験に当てはまっていることが多く、今後の感情コントロールにとてもよいお話を聞け、役立てていけそうです。
    ・安心と安全な場がないとよろいを着てしまうという言葉も印象に残りました。

    10月から3回シリーズで開催いたしましたキャリネット学苑第Ⅰ期講座「ネクストステージのコミュニケーション技術」は、今回で終了いたしました。受講してくださった皆さま、ありがとうございました。