「健康生きがいインストラクター養成講座」 3回目受講報告
(2024年11月9日)
いよいよ、「健康生きがいインストラクター養成講座」の最終回(第3回目)です。
今回も柳原講師と中山講師の元気いっぱいの笑顔と声で始まりました。また、大学生3名の参加もあり、参加者の平均年齢は少し若返り、フレッシュ感がプラスされた中でのスタートでした。
まず、前回の復習を兼ねて、歌体操、笑顔エクササイズ、呼吸法などを思い出しながら行いました。3回目ということもあり、皆さん大きな声でワハハと笑うことも慣れてきているように感じました。必須のありがとうの感謝法『ありがとうあなた』の歌に合わせて ♪ありがとう ありがとう ありがとうございます・・・♪ と、振り付けをしながら、笑顔で感謝の言葉もたくさん言いました。
インストラクター・教える立場としてのキーワードは、自分もハッピー、家族友人もハッピー、ご縁仲間もハッピーであること。楽しい居場所を作るには、インストラクター自身も楽しんで行うことが大切であるなどのお話がありました。
その後、私たち参加者が90歳の利用者さんという想定で、柳原講師、中山講師から音楽療法10月(テーマ・実りの秋)のメニューを体験しました。
〇流れは「導入→話題→体操→歌唱・楽器→クールダウン→終了」。
まず導入として、利用者さんに「10月になりすっかり秋めいて肌寒い日もありますが、風邪などひかずにお元気でしたか?」などの言葉がけをして、体調確認(心のケア)をすることが大切であるとのことです。次に、「秋といえば何を連想しますか?」などと話題をふり、利用者との言葉のキャッチボール。続いて、秋らしい懐かしい『里の秋』の歌を歌唱。歌いながら懐かしく昔を思い出すという回想法で、若返りホルモンが出るとのことです。同じことを繰り返すとすぐ飽きてしまい、5分が限界なので、トーク力も必要とのこと。『リンゴの唄』に合わせて歌いながら手を動かしての軽い体操、そのあと、カスタネットが配られ、カスタネットを鳴らしながら『村祭り』を歌唱し、少し心を落ち着かせる『赤とんぼ』の歌でクールダウン。最後は、『故郷』を歌って終了という流れでした。
90歳の利用者さんの気持ちになりきれたかは自信がありませんが、小学校の音楽の教科書に載っていた歌やカスタネットがとても懐かしく感じました。回想法で少しは若返りホルモンが出たかもしれません…。
インストラクターにとっては、その場の雰囲気をつかむことが重要ですが、100%はない、一人でも喜んでくださる方がいらっしゃったらOKというように考えればよいということです。そして指導者側からの押し付けではなく、利用者さんと一緒になって楽しむことが大切であることも学びました。
「健康生きがいインストラクター」になるためのハードルは高いなぁと感じましたが、3回にわたり、早期からのフレイル予防の大切さ、高齢者の生きがい・居場所づくりの大切さ、自分自身の健康について考える大切さをいっぱい学んだ講座でした。
記録 金堂佳永子