テーマ：「ネクストステージに向かって」
日 時：２０２２年１１月１９日（土）１３：３０～１６：００
場 所：サンフォルテ３０７号室
講 師：
串田美代志様 （元特別養護老人ホームエスポワールこすぎ施設長、現サービス付き高齢者住宅紬施設長）
城川江里子様 （元株式会社PCO取締役、現富山国際会議場企画営業部長）
参加者： ２６名（ゲストスピーカー２名含む）
岡野理事長は、挨拶を短くして、制作進行中のプロモーションビデオを披露。なかなかの出来映えで、完成が楽しみです。
一人目のゲストスピーカーは、介護現場に長年携わっておられる串田さん。「定年後の挑戦～新たな自分を探して」というテーマで話されました。
特別養護老人ホーム施設長として定年を迎えられましたが、経験を買われてサービス付き高齢者住宅の施設長としてネクストステージに挑戦されました。最初の使命は、仲の悪い管理者を上手くまとめることだったが、両者とも相手を受け入れることができず一人が退職という結果になり、失敗に終わったと話されました。人間関係に立ち入ることは私も経営者として何度も経験しましたが、非常に困難な仕事です。
また、デイサービスの管理者も兼務するようになったことで、送迎・入浴・リハビリテーション・レクリエーションなど慌ただしく、短距離走のイメージになったそうです。
串田さんが大切にしてこられたことは、コミュニケーション、チームワーク、利用者ニーズの汲み上げ、そして自分が楽しいと思えることです。ネクストステージ２年目の今は毎日が楽しく、感謝しながら仕事をしているとのことです。そして、さらにグループホームの改革というミッションも進行中で、常に前向きに取り組んでこられた当然の結果と受け止めました。
二人目は、キャリアネット理事で国際会議場企画営業部長の城川さんが、「いつだって、気分はネクストステージ」と題してのお話。
自分の轍（わだち）を振り返るということから始まり、自分の思考や生き癖などを述べられました。
富山市シティ型ホテルの一期生として入社し、社員教育にも携わり仕事の幅やネットワークを広げることができた。実父母の看護で人生観が変わり新規事業へ転職。その後は、子育てが一段落し仕事中心にまい進、ワーカホリック気味に。義母の脳卒中、義父の認知症で介護との両立に悩むことに。
家の新築で住宅ローンが発生し、健康やお金に不安を抱き、収入を得るため転職を決めて内定、転職し新たな変革課題に直面などのキャリアを重ねてこられました。
また、岡野理事長に誘われてNPOの立ち上げにも加わり、キャリアネットではITチームとして活躍しておられます。
城川さんは仕事を通して、自分の幅を広げ、高めてこられたと思います。最後に、「やりたいことが変わっても、好きだったことが嫌いになっても、チャレンジしている自分がいい」とまとめられました。
串田さん、城川さんのお二人とも、ネクストステージへの挑戦を楽しんでいるお話は、聴く我々をたいへん元気づけるものでした。
第二部はグループカフェで情報交換・交流会でした。ワールドカフェ方式を応用した気楽な情報交換会です。私はワールドカフェとは世界のお菓子が出るのかと思っていましたが、そういう雰囲気で行うことだそうです。
３グループに分かれ、理事長と二人のゲストが各グループのホストになり、時間いっぱい話し合いました。テーマも自分たちで決め、発表しなくていいので、和気あいあいの雰囲気で参加者全員が楽しめたようでした。
ゲストスピーカーや参加者の方たちから元気をもらって帰りました。たいへん良い企画だったと思います。ありがとうございました。
報告と感想： 熊木信雄
《参加感想》
・スピーカーお二人とも、これまでのご自身の経歴を分かりやすく、しかも本音でお話しくださったので、わくわくしながら聴くことができました。
・話がテーマごとにしぼってあり、分かりやすく聴くことができました。お二人とも６０歳を過ぎても責任のある仕事に従事され、はつらつと挑戦されている様子が印象的でした。
・定年後のセカンドキャリアの奮闘をお聞きし、勉強になりました。今後の自分にも活かしていきます。
・「どうしようか」と思ったときに一歩踏み出すことの大切さ。あとになって「あのときやっておけばよかった」と後悔するより、大変になっても新しい自分を知ることが大切と、お二人の話を聴いて思いました。
・会員の皆様がすばらしい人たちなので、いつも刺激を受けています。
《企画の希望・アイデアなど》
・参加者の皆さんとゲームを楽しんだりというのは大胆すぎるかもしれませんが、今回のようなグループカフェは新鮮でしたので、また取り入れてください。
・いろいろな方たちの「生き方」が見えてくるお話を聞くことが一番参考になります。
・今回は関連機関の方も参加されていましたが、今後もどんどん横のつながりができるよう積極的に誘い、ネクストステージ支援を考えるフォーラムを企画するのはいかがでしょう。
・肩ひじ張らずに気楽に参加できる企画がいいと思います。また、若い人を招いて話を聞く、交流するなどの企画もお願いします。
