2026年2月プチセミナー報告
「みんなが知りたい法律の知識
どうする実家の相続!―改正民法を踏まえて―」
日 時:2026年2月21日(土) 13:30~15:00
形 式:オンラインセミナー(参加者19名)
講 師:麻生小夜 氏(弁護士/金沢あおば法律事務所)
久しぶりのオンライン開催となった今回のプチセミナーは、石川・富山両県から多くの方が参加し、無理なく聴講することができました。また、麻生先生のスライドは文字数が少なくイラストは大きく、とてもインプットしやすかったです。
テーマは「相続」(“争続”にしないために)
相続は、家族のかたちの変化や売却困難な不動産、介護負担の偏りなど、誰にでも起こり得る問題です。重いテーマではありますが、麻生先生の穏やかな語り口のもと、正しい知識を持ち、確かに備える基本を学びました。
主な内容
■ はじめに
最近の相続の傾向
■ 法定相続人と遺留分
・法定相続人の範囲、相続分
・遺言で「全財産をA子に」としても、生活保障のための「遺留分」があること
■ 遺言の重要性(本人の意思を伝えることができる)
・遺言の種類(自筆証書遺言と公正証書遺言の紹介)、デジタル化の紹介
・未婚のパートナーは法定相続人になれないため、遺言が必要
・自筆遺言は紛失や隠匿、偽造のリスクがある
・弁護士や公証人など専門家の関与がトラブル防止につながる
・感謝や想いを伝える「付言事項」が争いを和らげる
■ いわゆる「所有者不明土地」について
・不動産の国庫帰属制度(売りたくても売れない管理維持費がのしかかる負の財産)
・一定の条件と負担金を満たせば、不要な土地を国に引き取ってもらえる
■ 民法改正による手続きの整備(2018年超高齢化や家族形態が変化している現代社会に適合するよう約40年ぶりに改正されました。)
・遺言書の法務局保管制度
・戸籍証明書等の広域交付
・預貯金の仮払い制度(1金融機関あたり150万円まで)
・配偶者居住権の新設
相続は、愛情とは裏腹に「分け方の不公平感」が生じやすい問題です。
少額でも“財産を活かす”“負担を残さない”準備ができるよう、専門家が身近にいることを知り、安心感を得た一日となりました。
京都で5年、金沢で15年の弁護士歴を持つ麻生小夜先生は、キャリアネットワーク北陸の会員で、いつも私たちを支えてくださっています。どうぞますますのご活躍を!
今後とも、多くの方々にこのようなストレスフリーのセミナーにご参加いただければ幸いです。
キャリアネットワーク北陸
理事 城川 江里子

