プチセミナー「アウトドア編 春の遠足 in 富山県中央植物園」実施報告
日 時: 2024年5月25日(土)13:30~15:00
場 所: 富山県中央植物園
講 師: 城川江里子 氏
参加者: 14名
風薫る5月25日(土)快晴
長袖シャツがちょうどよい爽やかな日和に恵まれた「春の遠足」。当会事業では初めての屋外セミナーを実施。
参集した14名は、3世代大家族の雰囲気でした。
遠足の担当は、富山県自然解説員に認定されたばかりの私、城川江里子。(今回の記録者)
雰囲気だけが得意の私が頼ったのは、植物園の専門職員によるガイドでした。
樹木を触っては優しく語りかけてくださる職員さんに、参加者一同「へぇー、そうなんだ」の連続! 素朴な質問にも穏やかに応対してくださいました。
30分もガイドしていただいて、森林をたっぷり味わっているのに、歩いた距離がたったの300m足らずだったことにはみんな大笑い。
花を愛で、葉を触り、鳥のさえずりを聴き、実をくわえ、甘い匂いを嗅ぐ実体験。
見ごろのシャクヤクやスイレンが目を引きますが、青々とした樹木の葉がそよそよと風になびく様は、とても五感を刺激してくれました。植物が出すたくさんの酸素やエネルギーのおかげで、人間も動物も健康に生きていけるのですね。
“香りの植物”という一角では、参加者の中にアロマの専門家がいらして、「五感の中でも嗅覚だけは本能なんですよ」というお話が印象的でした。
ガイドを終えて、お花畑ステージで記念写真撮影。
スマホ動画の田村先生(お嬢ちゃん同伴)に写真のコツやショート動画の復習を教えていただきながら、あちこちで教え合いっこが展開。その後は、自由気ままに散策することにしましたが、みんなで山岳から海浜に至る植物を一機に鑑賞できるコースを周りました。散策後は藤棚の下で時間を気にすることなくまったりとおしゃべりに花を咲かせる一日となりました。(予定より1時間長く滞在)
解散を惜しみながらも野口副理事長が、「今回は紙やペンを一切使わず、対話をしながら自分の脳だけに刻む試みであったこと」や、“心の開放・開示”について、「五感を働かせる環境に身を置いて、安心できる人たちと他愛ない会話をするうちに、心が和みほどけていく感覚を大切にしたいですね」と話しました。
身近なところに癒しスポットがたくさんある北陸。
これからも、「一緒におでかけしませんか!!」
(参加者のお声から)
・気持ちが和みました 。
・旅行気分で、とてもお得な気分になった。
・自分だけなら、「たくさん木があるなぁ」で終わってしまうところですが、ちゃんと説明を聞くことで、楽しさが増しました。
・普段、こんなに緑の中を歩くことはないから、気持ちよかった。いつまでも元気でいようと思えた。
・いろんな話ができてリフレッシュできました。
・自然の中だからこそ、自分のいろんな話が素直にでき、人生の先輩からいろいろなお話をお聞きでき、本当に有意義な時間でした。繋がるって大切ですね。
・こんなにいいところがあるとは、知らなかった。また、ゆっくり来たいと思った。
・多忙な仕事生活から離れて、ありたい自分をみつめる時間をもてました。
・世界中を旅していろんなものに触れたいという夢が蘇ってきました。
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富山県自然解説員(ナチュラリスト)が、GW初めから11月初めまでの休日に、「ねいの里」「頼成の森」「称名滝」「弥陀ヶ原」「室堂」で無料ガイドをしています。予約不要なので現地の集合場所にて、気軽にご参加ください。ゆっくりと安全なコースをご案内します。
記録:城川江里子