柳原正年
※3回目のテーマ:長生きを楽しくする「おもてなしの心」
今回は、長生きを楽しくする「おもてなしの心」について、健康生きがいづくりアドバイザーの視点を交えながら深堀りします。
シニアが長生きを楽しむためには、「おもてなしの心」を持つことが重要です。日本文化に根付いたこの考え方は、人とのつながりを大切にし、相手に喜びを提供することを意味します。健康生きがいづくりアドバイザーとしての役割も、この「おもてなしの心」に通じるものがあります。
ちなみに、健康生きがいづくりアドバイザーは、一般財団法人健康・生きがい開発財団※が認定する称号で、中高年齢者の健康生きがいづくりを支援する人材として育成されています。
まず、「自分が楽しむこと」を大切にすることがポイントです。人に何かを提供する前に、まず自分が楽しいと感じることを見つけることが重要です。例えば、趣味の時間を充実させたり、新しいことに挑戦することで、自然と周囲にもその楽しさが伝わります。喜びを共有することこそが、シニアの生きがいをさらに広げる鍵となります。
また、「お裾分けの精神」も大切です。自分が楽しいと感じたことを、積極的に周囲に分けて考えることで、より多くの人が幸せを感じることができます。例えば、料理が得意であれば友人や地域の人に振る舞ったり、ガーデニングが好きであれば育てた花をお裾分けすることで、人とのつながりが広がります。
デジタル技術を活用した「おもてなし」も、現代のシニアにとって有効な方法です。ブログやSNSを活用し、自分の経験や知識を発信することで、多くの人と繋がることができます。例えば、旅行の思い出を発信することで、同じ趣味を持つ人と交流が生まれたり、健康を維持するコツを紹介することで、多くの人に役立つことができます。
さらに、地域活動に参加することも、「おもてなしの心」を育む良い方法です。 地域のイベントやボランティア活動に参加することで、自分の経験やスキルを語りながら社会に貢献できます。
昭和100年を迎えた今こそ、「おもてなしの心」を持ち、楽しみながら長く生きる生き方を実践することが大切です。健康生きがいづくりアドバイザーとしての役割も、「自分が楽しむことを周囲にシェアする」という点で、これからますます大切になっていきます。

次回は、「時代の先取りを楽しむシニアの実践例」について、富山社会人大楽塾の活動を少しずつご紹介します。
※一般財団法人健康・生きがい開発財団: https://ikigai-zaidan.or.jp/

柳原正年