4/17に開催した北陸イグナイト&キャリネット広場の報告です。
コロナ禍ではありましたが、会場参加24名、オンライン参加4名のお申し込みがあり、会場の感染対策を万全に行い、リアルとオンラインの併用で開催しました。
テーマは「ネクストステージは、社会への恩返し」
職業人としての第一ステージを全うされたゲストスピーカーのお二人が、これからの人生は、他者支援!と大きく舵を切られるに至った経緯と気づき、想いをお聴きしました。
●山田 智子氏
(キャリアコンサルタント・産業カウンセラー・富山県がんピアサポーター)
テーマ:「明るく楽しく人の役に立つ」
今回のために、「久しぶりにライフラインチャートを書いてみた」という山田さんが、これまでの人生で気づかれた、その時々の思いを私たちに伝えてくださいました。
多くの転職を経験されたこと、それらすべてが人に関わる仕事だったことなど、ご自身でも、今回振り返ってみて、あらためて気づかれたことだと、振り返りの大切さを話されていました。6回の転職を経験し、「人生前半は仕事を進めていく役割、そしてがんという病気を経験し、これからは人を支えていく役割」へキャリアシフトしたということでした。
また、命と向き合った山田さんは「やりたいことはすぐやる、明日できるかわからないから」と、〝余計なお節介″ではなく〝偉大なるお節介″を実行中とのこと、参加者の共感を集めていました。
●竹口 健二氏
(一般社団法人産業カウンセラー 中部支部 北陸事務所所長)
テーマ「任務優先の艦長から、万人に幸せを与える人へ」
防衛大学校を卒業後、海上自衛官として約34年、艦艇勤務の最高の地位の艦長をはじめ、隊司令や幕僚長として築いたキャリア、誇りをお持ちだった竹口さんが、退職と同時に奥様やお子さんから告げられた「あの時のお父さんはひどかった」に衝撃を受け、「真に寄り添う」自分へシフトチェンジを考えたとのこと。しかし、それは容易なことではなく、10年ほど悶々とした時間を過ごし、現在に至っているとのことです。自衛隊時代のお話は、私たちの知らない世界。参加者も興味津々の様子でした。
大きなキャリアシフトをされた竹口さんですが、今後もキャリアシフトは続いていく、そのためにも人との関りが大切だと、お話を締めくくられました。
●交流会(グループトーク)
ゲストスピーカーを中心に2グループに分かれ、参加者の簡単な自己紹介、座談会では聞くことができなかったこと、より詳しく知りたいこと等、参加者からの質問に対してお答えいただきながら、ゲストスピーカーとの交流、グループ内での交流を図りました。
【アンケートから参加者の声(抜粋)】
・私もお2人を見ならって、しなやかかつブレずに頑張ります。
・人生100人100様。今日も参考になるお話ありがとうございました。
・これからの1日1日を嬉しく生きる。
・色々な人のボランティア活動等が参考になった。
・大変、勇気をもらいました。
・人との関りのすばらしさを再認識しました。
・社会への恩返しをあらためて感じました。
・元気になった。
・私も70歳を迎え、今後の変化(体力・病気)を乗り切っていく為の考え方を学び、後の仕事の進め方に勇気を持って変化することを覚悟できました。
・元気になりました。カウンセリングをしっかり勉強しようと思います。
・人生に対する考え方が変わりました。
・まだまだ自分は活躍しなければならないという気持ちになりました。
・プラスに考えることが楽しい人生を送れるとあらためて考えた。
・自分とは違うそれぞれの人生から学びを得ました。
・実体験に戻づく話で、おもしろく、参考になった。
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☆キャリネットの新しいキャッチフレーズ:
「人は、ひとりでは自分を学べない」
~これからも、共に学び、共に語らい、希望をもって行動していきましょう。~
担当:松崎妙子